皆さん、こんにちは!
埼玉県越谷市犬の幼稚園しつけ教室
エメドッグトレーニングスクール スタッフの小川です。
前回の続き(だいぶ前・・・)で、『なんで社会化期に色々なものに慣らさないといけないのか?』
ということをお伝え致します。
まず初めに、犬の社会化期はいつ頃なのか?という問いにお答えします。
犬種などによって変わる場合もあるようですが、
犬の社会化期は、生後4週齢~12週齢ころと言われています。
簡単に言うとこの時期は、好奇心旺盛で、警戒心が少ない時期です。
そのため、この時期に色々な経験を積ませてあげると、
将来的に怖がったり、警戒したりしない犬になります。
また、他の犬や人に対して、どのように接すれば良いのか?
などを、短い時間で簡単に学ぶことが出来ます。
この簡単に!という所が、ポイントです!
もし、1歳になってから色々なものに慣れさせようとしたら、どうなると思いますか?
仮に1歳になってから初めて他の犬と会う、犬がいるとしましょう。
その犬は恐らく、初めのうちは怖がって、クレートの中から出てこなかったり、
安心できる場所から、「お前は誰だ?!」という感じで、吠えてしまうでしょう。
他にも、優しく挨拶しに来た、フレンドリーな犬に対しても、
「ガウガウ!」と警戒心むき出しで、吠えてしまう可能性もありますし、
「こっちに来ないで~」といつまでも逃げ惑うことも考えられます。
犬でありながら、犬と仲良くなれない、犬語を話せない犬になってしまいます。
これが、生後10週齢(2か月半)で、犬の幼稚園と呼ばれる所で社会化していたら、どうでしょうか?
色々な犬と仲良く遊べ、多くの人と会い、車やバイクの音にも親しむことが出来ます。
しかも、犬が楽しみながら!
時間で比較することは難しいのですが、
1歳になってから社会化し始めた犬は、人や犬に慣れるのに、1年以上かかるかもしれません。
ですが、10週齢で社会化し始めた犬であれば、慣れるのに3日もかからないと思います。
それだけ、社会化期と呼ばれる時期に、色々なことに慣れるということは大事なのです!
そして、社会化期の大事なポイントはもう1つあります。
それは好奇心旺盛な時期は、
社会化期を逃すと2度と訪れない!ということです。
子犬はいつまでも子犬ではありません。
成長し、自分の慣れ親しんだ環境以外を警戒するようになります。
そうなる前に!
色々な人や物音などに慣れ、他の犬との接し方を学び、
周りの環境は、怖いことだらけではないよ!ということを、
犬に教えてあげる必要があるのです。
それが出来ないと、いつ、どこに連れて行ってもビクビクしたり、
警戒しながら、ずっと吠えているような犬になってしまうのです。
犬を落ち着いた、どこに連れて行っても怖がったりしない犬にするには、
子犬の頃の経験が何よりも大事なのです!
子犬の大切な時期を、「可愛い♪可愛い♪」だけで済ませないよう、
色々な経験をさせてあげて下さいね☆
以上 なんだか、説教臭いブログを書いてしまったなぁと反省中の
エメドッグスクール スタッフの小川でした。