皆さん、こんにちは!
埼玉県越谷市犬の幼稚園しつけ教室
エメドッグトレーニングスクール スタッフの小川です。
実は先日誕生日を迎えました。
うちの園長が!(笑)
一応年齢は伏せておきますが、
園長に聞けば、泣く泣く教えてくれると思うので、
興味がある方は、ぜひ幼稚園で聞いてみてください♪
どうでもいい前置きが長くなってしまいました(笑)が、
犬の幼稚園では、ただのお座りや待てなどのトレーニングの他に、
『子犬の社会化』というものを、重点的に教えています。
子犬の社会化とは、これから生活する社会に慣れることです。
詳しく言うと、成犬になったときに経験するであろう、全てのことに慣れてもらうことです。
全てのこととは、何でしょうか?
具体的に挙げると、
まず人に慣れていきます。
男性、女性、男の子、女の子、髪の長い人、短い人、
声の高い人、低い人、帽子を被っている人、サングラスをかけている人、
杖をついている人、ズボンをはいている人、スカートを履いている人、
髭を生やしている人、マスクをしている人、ヘルメットをかぶっている人、
などなど、色々な人に慣れてもらいます。
しかし、こんなに多くの人とはなかなか出会えないので、
スタッフが変装したり、持っている道具を使って、犬に慣れてもらいます。
例えば、傘を怖がる犬の場合、
傘を開いたり閉じたり、バサバサと音を立ててみたり、
杖のようにコツコツ音を立てて歩いてみたりします。
そのとき、傘が怖いので犬は逃げたり、吠えたりしてしまいますが、
安心できるように、傘をゆっくり開いたり閉じたりし、
犬に極力怖がらせないように、傘に慣れさせていきます。
また、おやつをあげたりすることで、傘の怖いイメージをなくすことも可能ですし、
「傘を持っている人は、おやつをくれる良い人だから、怖がる必要なんてない!」
と自信をつけることもできるでしょう♪
しかし、そんな経験がないとどうなるでしょうか?
傘を見るたびに、怖がり、震え、吠え、あるいは逃げようとするかもしれません。
そうなると、雨の日は犬にとって苦痛の一日となってしまいます。
なぜなら、傘を差す人が多いからです。
でも、人にとって雨の日に傘を差すのは当たり前ですよね?
そんな当たり前のことを、犬には改めて教えてあげないといけないのです。
傘を見るたびに、怖がり、逃げようとするかもしれないからです。
これは人だけでなく、物や音に関しても同様です。
傘、段ボール、ビニール袋、水筒、ペン、ひも、バケツ、爪切り、
掃除機、ドライヤー、診察台、洗濯バサミ、カメラ、ペットボトル、
などなど、犬から見ると、不思議なものばかりです。
音だと、チャイムの音、ドアを叩く音、人の足音、工事の音、
鍵が落ちる音、車やバイクのエンジン音、紙のペラペラした音、
カメラのシャッター音、人の話し声、枯葉を踏む音、などが挙げられます。
そして、犬の幼稚園で一番重要視しているのは、
犬同士のコミュニケーション能力を高めるための、犬同士の遊びです。
挙げたらきりがありませんが、
犬が生活する中で、経験するであろうことは、
社会化期と呼ばれる時期に行うことが、きわめて重要です。
なぜ社会化期に行わないといけないのか?
次回は、それをお伝えいたします。
長いですが、犬の人生を左右する大事な時期ですので、
お時間がありましたら、ご覧いただけると幸いです。
以上 サングラス姿で犬の幼稚園に入ったら
ママさんたちに大笑いされた 小川でした♪